行動経済学という学問を知っていますか?
一般の経済学というのは「人間の経済行動は合理的なものである」という前提があるのです。
しかし、現在、日本の景気は回復傾向にあるというものの、デフレでモノの値段が下がっていると言われていますよね。
その一方で、相変わらずヴィトンやグッチなどの高級ブランドも相変わらずよく売れます。それも一部のリッチな人の間だけでなくお金のないはずの高校生の間でも。
この人たちが合理的に買い物をしているとは言えませんよね。
行動経済学では、人間の判断は感情に基づくことが多く、必ずしも合理的な判断ができるわけではない、という考え方をするのです。
買い物くらいは別に合理的にする必要は全くありませんが、投資や資産運用において、合理的に冷静な判断ができなければ、成功はしないと思ったほうが良いでしょう。
ここでは少し趣向を変えて、人間の心理に迫ってみたいと思います。
それではいきなり質問です。
あなたはどちらを選びますか?
質問1
A.80万円もらえる
B.100万円もらえるが、15%の確率でもらえないことがある
質問2
A.80万円を支払う
B.100万円払うのだが、15%の確率で払わなくても良い可能性もある
統計学的に確率の計算をすると、質問1では(B)、質問2では(A)が合理的な解答になります。
なぜなら、<質問1>では
(A)の期待値は80万円
(B)の期待値は85万円
<質問2>では
(A)の期待値は−80万円
(B)の期待値は−85万円
になるからです。
実は、2002年のノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン教授が行った調査によると、質問1では(A)、質問2では(B)を選んだ人の方が多かったそうです。
つまり、人間は合理性よりも自分の心理に左右されがちだということの証明なのです。
これを外貨預金に置き換えると、「損切りがなかなか出来ない」
「少しの利益が出ると、その後円高に進むかもしれないと思って焦って売ってしまう」 というかんじでしょうか。
しかし、もしあなたが、質問1では(A)を、質問2で(B)を選んだとしても外貨預金や投資に向いていないということはありません。
自分の性格を認識し、自分の心理をコントロールできれば、何も問題はありません。
この質問を是非自己分析に使って外貨預金に役立ててみてください。
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