外国為替証拠金取引(FX)をする時には 絶対に知っておかなくてはならない「マージンコール」と「ロスカット」 の説明をします。
外国為替証拠金取引では、取引の際に預ける資金は保証金(担保)として取り扱われます。
取引中はマーケットの状況によって円高になったり、円安になったり、ポジションの評価(為替差損)が変動します。
ポジションの評価がマイナスになった場合、為替差損が発生し、預けた資金の担保能力が低下することになります。
その担保能力が著しく低下したときに、マージンコールやロスカットが発生するのです。
会社によって、多少の差はあるものの、一般的には毎営業日の決まった時間(午後3時に決めているところが多いようです)にどれだけ為替差損が発生しているのか評価を行います。
そして評価がマイナスになっている時、預けた資金からマイナス分を差し引いた金額が、必要な保証金金額の一定の割合を割り込んだときに「マージンコール」が発生します。
(この割合も業者によって異なりますが一般的には50%くらいです。業者によってはこの制度がないこともあります)
このとき担保の残りの余力を示す数字を「維持率」と呼びます。
マージンコールが発生すると、この維持率を決められた割合に戻すために至急対策を取らなくてはなりません。
この場合は何もする必要がありません。
もっとも一般的な方法です。この時に追加で入金する能力をあらかじめ残しておくことがとても重要です。ぎりぎりの資金でやると、マージンコールのときに追加入金できず、強制決済になる可能性があるからです。
損を出してしまうことになるので、時と場合によりますが、あまりおすすめはできません。
一般的にマージンコールよりも、頻繁に評価が行われるようです。マージンコールと同様に、評価がマイナスになったときに「ロスカット」の状態になります。
マージンコールが維持率50%であるのに対して、ロスカットは20%くらいに設定されているのが一般的です。
そして、この20%を割り込むと、こちらの意思に関わらず、証券会社の方で勝手に決済されてしまいます。
急激に為替が変動した場合には、マージンコールが行われることなくロスカットになってしまうことがあるので、マージンコールの制度に頼りすぎてはいけません。
また、預けた資産以上の損失を出した状態で強制決済されてしまうと追加でお金を支払う必要が出てきます。逆に強制決済された後に、余剰資金があれば、口座に戻ります。
1ドル=100円のとき、保証金1万円で1,000ドルの取引をした場合レバレッジは10倍
(維持率50%でマージンコール、20%でロスカットが行われるものとする)
1ドル=95円になったら・・・
(100-95)×1000=5000
5000÷10000=0.5=50%=維持率50%
よって、「マージンコール」
1ドル=92円になったら・・・
(100-92)×1000=8000
8000÷10000=80%=維持率20%
よって、「ロスカット」
外国為替証拠金取引は、このマージンコールやロスカットが怖いからやらない、という人が多くいます。
たしかに、強制的に決済されてしまうので、今後為替がまだまだ持ち直すはずだったのに、と思っている人には腹立たしい制度かもしれません。
しかし、ロスカットは損切りなのですから、この制度のおかげでとんでもない損失を出すことから、防いでくれることもあるのです。
この制度は業者の一方的な規則だとは思わず、損を最小限に抑えてくれるありがたい制度だと、割り切ることが大切です。
また、レバレッジを低くすることでロスカットを防げるのですから、よほど為替の動きに自信がある場合を除けば、レバレッジは低く抑えるのが最大のコツだと思います。
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